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数年後に、今日の記事を読んでみたい

なんだかいろいろな意味で話題になっている本を読む。
「他人を見下す若者たち」という題名。
ちょっとクセがあり、自分のおもしろさや感想を述べにくいので
内容をまとめておこうと思う。
数年後には状況も変わっていると思うので
このブログ記事を読んでみたい。


今の時代は...
・集団主義から個人主義へ
・明確な役割が与えられる組織にいることが鬱陶しい
・「悲しみ」は弱みを見せることになるし人に助けられることを恥と考える
・誰もがこぞって自己肯定感を求める
・忍耐や我慢をして努力する姿を冷笑する

よって
他者を見下して、自分のプライドを保ったりストレスを
軽くしたりする時代になった。
ちなみに「自分より下」と決める基準は
別に過去の実績や経験に基づくものではなく、
本物ではない有能感。


それによって...
・軽蔑や嫉妬の感情が増大
・個人的なことでキレたり怒ったりする
・自分の身の回りに直接不利益が生じると相手のせいにする
・とはいうものの、政治社会に対しての怒りは当人が関わる場合が少ないのでコミットしない。



んで著者は
絶望することはない。人間は賢い動物である。
これからの時代、人間そのものをどう育てていくかという
知恵を出し合って、危機を乗り越えていくだろう。

と書いて、『妙案ではないが』と前置きしてこの状況を脱出するための3つを提示。
・しつけの回復
・自尊感情を強化する
・感情を交流できる場を!






数年後に、今日の記事を読んでみたい_b0018242_2262429.gif
うーん。
まとめていてワケが分からなくなってきた。

今の若者がこの傾向が多いってことだけで、
すべての日本人の年齢層に当てはまることだろうなぁ。
まあ有能感をなくすことはできないし、この体制はもっと進むと思う。
Tracked from 40代サラリーマンのため.. at 2006-03-22 22:46
タイトル : オレ様子どもが行く。
他人を見下す若者たち速水 敏彦 講談社 2006-02by G-Tools この本、ヒットしているようで、近所の書店の入り口に山積みになっている。 売れている理由は多分、「クソガキをこき下ろす」内容を期待して、だろう。 成功に効く本最新ランキング!... more
Tracked from 本の紹介ページ at 2006-05-04 01:24
タイトル : 他人を見下す若者たち
他人を見下す若者たち... more
Commented by hinanotiare at 2006-03-21 13:42
身内の通っている大学では、幼稚園で培うレベルの
"しつけ教育"を今更施さねばならぬところまで来ていると
聞きました。
Commented by torororo1 at 2006-03-21 22:36
>hinanotiareサマ
まあ「最近の若いモンは...」というフレーズは
古代ローマの時代から使われたくらいなので
しつけが有効なのかは秘密の話...
by torororo1 | 2006-03-21 07:43 | つれづれ事 | Trackback(2) | Comments(2)